06章
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15 他にも、「彼はエリヤだ」とか「昔の預言者のような預言者だ」という人もいました。
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01 イエスは、ヤイロの家を出ると弟子たちを従えて、故郷に向かいました。
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02 休息日、イエスは会堂に出向いて教え始めました。イエスの教えを聞いた故郷の人は「この人はどこでこのような知識を身につけたのだろうと」とイエスの知恵と力ある業に驚きました。
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03 けれども「この人は、大工の息子で母はマリア、ヤコブとヨセとユダとシモンの兄弟ではないか、姉妹たちはわたしたちと一緒に住んでいる、特別な力を持つ人などではない」と、信じることができませんでした。
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04 イエスは「預言者はどこにいても尊敬してもらえるものだが、自分の故郷や親戚、家族の間では別なのですね」と呟きました。
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05 ですから、故郷ではわずかな人々に手を置いて病気を治されただけで、他には何もしませんでした。
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06 故郷の人の現実を受け入れない態度に驚き、故郷を離れて周りの村々を巡って教えました。
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07 それから、12人を呼び寄せると得体の知れない霊を追い出す力を授け、2人組で出掛けるようにしました。
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08 派遣にあたって「杖を1本持ちパンは持って行くな、旅の袋も入りません、帯にお金を入れていくこともしてはならない、
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09 サンダルを履いて出かけるように、替えの履き物や、着替えもいらない」と告げました。

