翻訳

  1. 6

    18 そして神ヤハウェは言った。人間が、常々ひとりだけでいるというのは、良くないものだ。私は人間のために私のような者、互いに向かい合うことのできる、もうひとりの私の像を造ろう。

  2. 6

    19 それから、神ヤハウェはその土から、すべての野の生き物、天のすべての鳥をも形づくった。人間がそれらを何と呼ぶかを見ようとして、あらゆるいのちを人間のところへ連れて行った。そして、人間が呼ぶ名前がそれらの名となった。

  3. 6

    20 人間は、すべての家畜と天の鳥、野のすべての生き物の名を呼んだが、神ヤハウェは、人に等しく互いに向かい合う存在を見つけられなかった。

  4. 6

    21 そこで神ヤハウェは人間を深い眠りに落とした。人間が眠りに落ちると、神ヤハウェはアダムの肋骨を一本取り、肉を塞いだ。

  5. 6

    22 神ヤハウェは彼から取った肋骨でイシャーを愛造した。そして神ヤハウェはイシャーをその人のところへ連れて来た。

  6. 6

    23 すると、彼は言った。これは今度こそ、私の骨からの骨、肉からの肉。これをイシャーと呼ぶことにする。なぜなら、イーシュから取られたのだから。

  7. 6

    24 このゆえに、イーシュは彼の父と母を捨てる。そして、イシャーと互いに向かいあって一つとなる。

  8. 6

    01 神ヤハウェが造られた野のすべての生き物の中で、蛇は最も思慮深かった(アルム)。そこで、蛇はイシャーに言った。「本当に神ヤハウェは、あなたたちは園のすべての木から食べてはいけない」と言ったのか。

  9. 6

    02 そこで、イシャーは蛇に言った。「私たちは園の木の実を食べてもいいの。

  10. 6

    03 けれど、神は、『園の真ん中にある木の実は食べないで。触ってはいけない。死んでしまうことがないようにね。』と言っていたよ。」